様々な絵柄、モチーフを表現できるのが被せガラス。形や種類もグラス、お皿、壺類など豊富、ステンドグラスで使用する板ガラスも有ります。サンドブラストでこれらの素材を使用して様々な作品を手がけられます。
サンドブラスト教室 千葉県勝浦 Atelier Reverie
秋の気配も気持ちよく、ついつい夜遅くまで本を読んでしまう季節です。犬達との散歩も一番良い時期。今年はサンマも良くとれ形も良い様ですね。
被せガラスのグラスを使用して薔薇の絵柄を入れたサンドブラスト作品
サンドブラストの技法では上級に入る内容です。
花びらなどモチーフの重なりを表現して行くサンドブラスト
被せガラスへデザインを写したゴムシートを張り付ける
グラス一周するように絵柄を入れています。この辺は好みですが貴重な被せガラスなので出来るだけ絵柄を入れたいですね。あまりにも単純な絵柄だと結構寂しいものになってしまいます。
ゴムシート上の絵柄の線は全てカッターナイフで切れ目を入れて行きます。このカット作業の出来が作品の完成度に大きく影響します。
絵柄のバック部分のゴムシートを全て剥がし取りまずはバックの色をサンドブラストで抜いて行く
被せガラスを使用したサンドブラストの作品作りは色を落としながら絵柄やモチーフを出して行く作業になります。クリアーガラスを使用したサンドブラスト作品作りとは内容が少々異なってきます。
クリアーガラスのサンドブラストでは砂の圧力も高くなり時にはガラスに穴が空いてしまう事もあります。被せガラスを使用した作品作りでは砂の圧力は低め、ガラスの種類や絵柄にもよりますが手のひらに砂をあててもくすぐったい位の非常に低い圧力で色を落としながら作業する場合も多いです。
注意する事の一つにはこれら被せガラスのグラスや器また板ガラスもそうですが被せの層が均一では無い場合が多く有ります。被せの層とは今回の場合で言えば赤い色の付いたガラスの層になります。グラスや器類では底の方が被せの層は厚めになっている場合が多いです。
この層の厚さは写真のようにバックの色を抜く時に注意して作業すると解ってきます。バック部分は慣れて来れば高めの圧力で一気に抜いてゆきますが被せの厚さを見る為には低めの圧力でテストしながら落として行くと解りやすいです。後の絵柄の表現ではこの層の厚さは大切です。この時点である程度把握していると失敗も少なくなります。
バックの色が全て落ちたら絵柄の表情を出して行く次の段階へ進みます。前回教室で生徒さんが薔薇のデザインを板ガラスで作業しましたが少々苦戦しましたね。ステンドグラスに使う被せの板ガラスは種類にもよりますがグラスや器に比べ層が厚く不均等な個所が解り難い。これらは経験を積んで見極めて行くのですが被せガラスへのサンドブラストは繊細な内容になり難しい面も多くなります。
次回に続きます
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