生徒さんが制作中の薔薇のパネル。ご自宅の窓へ入れる大型のパネルになります。
ステンドグラス・サンドブラスト 教室 Atelier Reverie 千葉県勝浦
薔薇の大型パネルの制作4
大型のパネルなので上下２分割での制作になります。上の一枚目が完成ですね。生徒さんも頑張って作ってくれています。今回の２枚組のパネルは制作開始当初、大型を手掛けるには少々早いかな、大丈夫かなと私自身も感じておりました。デザインもあまり複雑にならないようにと。それでもステンドグラスの工程は変わりませんので苦労する面も有りましたね。無事上部が完成して良かったです。
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ステンドグラス半田付け
仮止めから裏面、表面への薄付け、そして仕上げ半田付け。丁寧な方法で半田付けを行ってゆきます。ステンドグラス制作は半田付け作業が難しいとも言われますが難しくなるのはこれまでの工程の完成度に関わってきます。綺麗な線を出すには型紙作り以前から影響してきますので各工程は大切です。
ご自宅の窓へはめ込むステンドグラスですので慎重に。綺麗にはんだを盛り上げて仕上げてゆきます。半田付けも良い感じです。熱の加え過ぎによるガラス破損が怖いですが今回は大丈夫。半田付けは出来る限り素早く行った方が良いです。上手く仕上がらない場合は一度休んで少し冷えてから行う事も大切。半田は少ないと痩せ気味、多いと膨らみすぎ、丁度良い感じをつかんで下さい。
一般家庭の目線の位置への窓へはめ込むステンドグラスの場合デザインにより部屋が暗くなりがちです。これは好みもあります。今回はそれらを考慮しバックグラウンドの面積も広めに取っています。色々経験してゆくと自分の生活に沿った好みが分かってきます。
ステンドグラスは半田付け後に薬品によるはんだの線へ色付けを施します。この色付けは方法も多種あり付ける色合いもブラックからグレー、薄いブラウンから濃いブラウンなど各教室で異なります。Atelier Reverieのステンドグラス教室では濃い目のブラウンが主流です。時間をかけて少しづつ薬品の濃度を変えながら行います。仕上げの作業です。色付け作業も難しい面を持ちます。綺麗に色を付けるには半田付けの仕上げが大きく影響します。ティファニースタイルのステンドグラス制作最終作業です。
窓枠へ設置するために作品の周囲はケイム(鉛桟)を取り付けて終了です。この作業結構緊張するものです。ケイムを半田ごてで溶かしてしまう場合が有るからです。大丈夫かなと思いながら教えてゆくのですが生徒さんは初めてなので怖いもの知らず。出来なさそうならこの作業は私がやろうか、と思っていましたがそんな心配も必要なくむしろ初めてのケイムの半田付けが上手で驚きました。この人はケイムの方が良いかも、、、。
優しい感じの薔薇のパネル、２分割の上部が完成しました。ご苦労様でした。２種類のレッド系のガラスが奥行を出して良い感じですね。初めての大型作品は苦労した場面も多々有りました。落ち着いた上品な雰囲気に仕上がっていると思いますよ。あとは下部の半田付けですね。気を緩めずに２枚目完成まで頑張って下さい。
Atelier Reverieでは趣味、習い事、生涯学習として学ぶステンドグラス制作の教室を開催しています。経験の無い方でも安心して基礎から応用まで様々な作品作りをとおして学べます。ステンドグラスの技術は年齢を問わず世界中で多くの方が学び楽しんでいる伝統工芸です。日本国内でも多くの教室がありますので興味が有る方は是非学んでみて下さい。
【プロ養成講習】
ステンドグラスのプロになるにはどうしたら良いのか。職業としてのステンドグラス技術を学びたい方、将来教室を開きたい方へ技術者養成講習を行っています。特に教室運営等を目指したい方へ適した技術と知識の基礎を学ぶ事を目的とした個人指導の環境で学べる講習です。プロを目指したい方、経験の無い方へ基礎から技術を学びませんか。
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